津堅島の名称の由来


 昔、中城間切喜舎場村の喜舎場子が、ある日、御獄に登ると東の海に一つの島がみえました。「この島は人が住める島だ。村をつくろう」と妹*とはかり、二人で船を漕ぎだしました。しかし島にたどり着くのは容易ではなく、波の荒い津堅ドゥーを越えられず戻ること2回、3回目にようやく島に漕ぎ着けるや、「チキタルチケン(船で着けたよ)」と声をあげました。津堅島は島の方言では「チキンジマ」と呼びます。

 このような苦労の末に島にたどり着き、そこに居を構え、子孫が繁栄し、津堅村が生まれました。

*島では妻と伝えられている。